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伊地知大樹似のベイカー茉秋 世界王者を破り、優勝へ。 [スポーツ]

 柔道グランドスラム東京の3日目は、重量級の試合が行われました。男子90キロは2010年、2011年の世界選手権で銀メダルを獲得し、現在世界ランク13位の西山大希選手が銅メダル、今年の世界選手権で銅メダルを獲得したベイカー茉秋が、世界王者・韓国のカク・ドンハンを破り決勝進出、決勝ではキューバのゴンザレスを破り、見事優勝をされました。今回の世界王者からの勝利&優勝は、ベイカー選手にとって大きな自信となったのではないでしょうか。代表候補としてもライバル達を引き離す大きな一歩です。

 ベイカー選手は178センチ、90キロ。178センチって、この階級では小さくないかな。調べてみたら、ベイカー選手はもともとは60キロ台だったらしく、ハードな筋肉トレーニングと一日7食によって30キロもの増量に成功。身体は脂肪がなく、ムキムキ状態。なかなか、純粋な日本人では作り上げられない身体です。
 さらに、現在、21歳ってことを考えると、世界選手権からの続く好成績は、大きな自信となって、一気に才能爆発ってことになるかもしれません。
 ちなみに、僕がベイカー選手をみると、ピスタチオの伊地知大樹を思い出してしまう。彼に似ているような気がしませんか?伊地知大樹ってナンバーワンホストだった経歴があり、イケメン。ベイカー選手もイケメンですもんね。

脚取り 永瀬貴規選手の反則とは? [スポーツ]

 先日の柔道グランドスラム東京において、世界チャンピオン・永瀬貴規選手が不可解な反則により、準決勝敗退という結果になった。(その後、敗者復活・3位決定戦で勝利して銅メダル)
 後に、井上監督も抗議し、審判長は誤審だった事を認めている。ここに問題点がありますが、誤審だと審判団が認めたとして、それによって試合は覆らないということ。明らかな誤審であったにもかかわらず、永瀬選手はやはり敗北となったわけで、誤審を認めたところで、何も意味がないのではないかということ。選手達にとっては、誤審を認めたのなら、試合の結果も覆してくれと思うのが当然なのでは?
 この問題点を改善しない限り、審判による八百長があったとか、そいうった指摘(誹謗中傷に近いものですが)があったとしても、それに対してしっかりとした返答ができないのでは?

 さて、永瀬選手が取られた「脚取り」とは、どんな反則なのでしょうか?

 「脚取り」は2013年から採用された国際柔道連盟が定めた新ルールの一つ。
立ち技の際、相手の帯から下をつかんで攻撃する、またはブロックするすべての行為は反則負けとする。

 つまり、完全な寝技状態になるまでは、立ち技において、相手のズボンを持つ行為、持っての技というのは反則になる、というもの。

 それまで、レスリングのようなタックルにより、相手と組まずに技をかけるということが横行していました。レスリング柔道などと揶揄されていた時期もあり、この変更は日本柔道にとっては有利になるものと思われています。しかし、完全に下半身への攻撃が禁止されたことにより、「すくい投げ」「肩車」などの技は使えなくなってしまった。返し技が得意な選手にとっては、少々厳しいルール改正。相手の技をすくう場合、ズボンを持ってはいけないということ。なので、永瀬選手のように、相手の上着の裾をつかむということをしなければならない。しかし、今回のように一瞬での出来事であり、審判の誤審の可能性もあるのは事実。
 このルールに限らず、人間が審判する場合には誤審を完全に防ぐ事は難しい。では、不審な判定があった場合には、即座に第三者による判定を行うというようなシステムを作らなければならない。全てを懸けて試合に臨んでいる選手達のためにも、審判団も本気で試合を裁くといことを忘れずに、かつ、誤審の可能性を可能な限りなくすためのシステム作りをしてもらいたいものです。

反則負けの永瀬貴規選手 オリンピックでなくて良かった。 [スポーツ]

 先日行われた柔道グランドスラム東京2015の男子81キロ以下級で、不可解な判定がありました。2015年同級世界王者であり、今大会ももちろん優勝候補の永瀬貴規が準決勝でまさかの反則負け。反則負けが告げられた時、永瀬選手も何が起きたのか一瞬、いやいや一瞬どころか今でもかもしれませんが、とにかくなぜ反則を取られたのか分かっていなかったようです。

 取られた反則は、脚取り。

 どのような流れで反則を取られたのか。永瀬選手の右の大内刈りから内股へ。相手は畳に這いつくばり、難を逃れようとするも、永瀬選手は攻撃の手を緩めずに相手をすくい投げのように裏返したところで、待て。相手は見事にすくわれ、背中から叩きつけられ、普通に見たら一本を取ってもおかしくないところ。
 が、このすくい投げが「脚取り」を取られてしまう事に。永瀬選手は、好く投げのとき、左手は相手の上着の裾を持っていたはず。それを脚を持っているとみなされてしまったというのである。
 事実、永瀬選手は審判に上着の裾を握っていたことをアピール。脚を取ったと思われているので、アピールをしたと。つまり、永瀬選手はしっかりと自分の技がどのような状況でかけたのかをしっかりと把握していたということです。

永瀬.jpg
 http://news.livedoor.com/article/detail/10917642/から引用

 上の写真を見ても、確かに審判からみたら微妙だったのかもしれません。それでも、コーチ陣からの抗議でしっかりと写真・動画で正確に判定できたのではないかと思うのですが。永瀬選手もコメントを出しているように、オリンピックでは、このようなことが絶対にないようにしてもらいたいです。

柔道グランドスラム東京・女子70キロ級は接戦を制した新井千鶴選手が優勝 [スポーツ]

 柔道グランドスラム東京2015・女子70キロ級決勝は日本人対決となりました。世界ランク9位の新井千鶴選手と2015年の講道館杯を制した大野陽子選手という組み合わせ。前半、大野選手はポイントで大量リードしたのですが、後半に新井選手に攻め込まれ、延長戦に突入。最後は、大野選手が指導を取られ、新井選手の勝利となりました。
 大野選手にとっては痛い敗北。リオデジャネイロオリンピックの選考レースは大きく後退したと言えましょう。対する新井選手は、選考レースを一歩抜けた感じで、今年の世界選手権5位という成績のリベンジをオリンピックの舞台で行われるのかといった感じ。
 2014年の世界選手権で銀メダルを獲得し、世界ランク19位のヌンイラ華蓮選手は3回戦で敗退。敗者復活戦でも破れ、大きく選考レースでは後退といったところでしょうか。

 新井選手にとっては、今年の世界選手権は、9人の代表の中で唯一、表彰台に上がれなかったという非常に悔しい思いをしているはずで、そのリベンジはオリンピックでという気持ちはあるでしょう。その気持ちの強さが今日の勝利にもつながったのでしょうし、最後まで粘り勝った経験は、必ず大舞台での糧になることでしょう。

 この階級はまだまだ代表選考は混戦かもしれません。新井選手にとっては、苦しい試合が続くと言えましょう。

グランドスラム東京2015 女子63キロ級優勝は田代未来選手 [スポーツ]

 柔道グランドスラム東京・女子63キロ級は、オリンピック代表選考で大きくリードしていると言われている田代未来選手が出場。田代選手は現在、世界ランク7位、2014年、2015年の世界選手権では銅メダルを獲得しております。2011年の大怪我からの復活があり、その後の不調を克服し、その後は一本勝ちの山を築き力を付けてきました。
 しかし、世界選手権では2年連続で銅メダル。確かに、この成績は素晴らしいものがありますが、やはり、求められるのは頂点。そのために田代選手に必要なものは何であるのでしょうか?それが、今大会でも浮き彫りになる結果になったのではないでしょうか。

 初戦から体が硬く、従来の動きができていなかったようです。本人も自覚していたようで、結局、準々決勝で敗退。敗者復活戦へ。3位決定戦で勝利して銅メダルとなりましたが、このパターンが続いているのは、やはり田代選手の精神的な問題があるのかもしれません。負けてから本来の姿に戻る。言ってしまえば、負けた事によってふっきれる、ということか。
 こういった感じでいくと、オリンピック出場となっても、本来の力を発揮する前に全てが終わってしまうかもしれません。実際に、オリンピックで力を発揮する事ができずに、早い段階で敗れる選手が多い。
 オリンピック選考という点では、大きくリードしている田代選手ですが、それだけに、その後の目標実現のためには、一回り大きく成長する必要があるかもしれません。

永瀬貴規選手が反則負け。あれは誤審です。 [スポーツ]

 世界ランキング2位、2015年の世界選手権で81キロ級としては15年ぶりに優勝した永瀬貴規選手。日本人が勝てないこの階級での優勝、そして、一時期は世界ランクも1位までなった永瀬選手は、オリンピック代表がほぼ確定しているといっても間違いないと思われます。大ポカをしなければ、大丈夫ですって感じ。
 なんですが、本日の大会では準決勝でまさかの反則負け。その後の3位決定戦では落ち着いて勝利しました。これをどう評価するのか。

 実際に反則は内股をしたあとに、強引にすくい投げをする時に、永瀬選手は左手で上着の下裾を握ったままであった。が、それを審判は脚取りの反則を取ったというもの。はっきり言って、映像を見ても誤審としてか言えない。反則を取られた直後、なぜ反則を取られたのかも永瀬選手は分からなかったようで、首をかしげるばかり。本人も「これがオリンピックでなくて良かった」というように、シドニーオリンピックの篠原選手の誤審のようなことがオリンピックの場で起きないことを望みたい。
 そういった意味で考えると、反則後にしっかりと自分を保ち、落ち着いて勝利を収める事ができたということは、その精神力を称えるべきことなのかもしれません。反則がなければ、そのまま優勝できたと考えるべきでしょう。実際に、本日の試合は世界王者らしく、堂々としたもので、悪い内容のものはなかったように思える。

 とにかく、日本にとっては、この81キロ級は鬼門といってもいい階級。その中で、ようやく世界に通用する、というだけではなく、世界でトップを走り続ける永瀬選手が現れたわけですから、期待しないわけにはいられません。永瀬選手もその期待も分かっているのでしょうし、当然プレッシャーにまなっていくことでしょう。それにいかに打ち勝つか、それに期待です。

秋本啓之選手が優勝 奥さんの大友愛さんも大喜び? [スポーツ]

 グランドスラム東京2015の二日目、世界ランキング6位の秋本啓之選手が男子73キロ級を制覇しました。現在29歳の秋山選手は、今大会の日本男子最年長。この階級でのオリンピック候補としては3番手かな。世界選手権2014年金メダル、2015年銀メダルの中矢力選手、そして、2013年の世界選手権王者の大野将平選手と、役者がせ揃っているこの階級。年齢的には秋元選手は厳しい立場にあるかもしれません。
 しかし、今大会で中矢選手は3回戦敗退。大野選手は不出場と、まだまだ混迷が続きそう。秋元選手も、今後の大会の成績次第で十分に代表に選ばれる可能性は残っているし、頑張ってもらいたいですね。
 秋元選手は、高校時代に66キロ級ながら全国高校選手権無差別級で優勝という素晴らしい成績を残しています。無差別で軽量級が勝利するってのは、ロマンがありますね。その秋山選手は女子バレーオリンピック銅メダリストの大友愛さんと結婚されております。大友さんは姉さん女房ってことで、スポーツ選手として、姉さん女房をもっている選手は結構活躍しているし、いろんな面で良いサポートをしてくれるんでしょうね。大友さんのサポートを受けて、二人三脚で代表獲得、オリンピックでのメダル獲得といけたら最高かもしれませんね。

男子60キロ級は高藤直寿選手が制覇。これは強いで! [スポーツ]

 グランドスラム東京2015、男子60キロ級優勝の高藤直寿選手はキレッキレの技で圧倒的な勝利で金メダル。世界ランク8位で、2013年の世界選手権王者。国際大会6連覇など、圧倒的な実績を残してきています。年齢も22歳、これからもっとももっと強くなるはずの選手でしょう。世界選手権では悔しい思い押をしたようで、勝利後のインタビューでも涙を流しており、その悔しさがあったからこそ一つ上の強さへといけたのだろうなと思います。
 ライバルは世界ランク10位、今大会も銅メダルを獲得した志々目徹選手。安定した強さが魅力的な志々目選手ですが、今回のような高藤選手の爆発的な強さを見せ付けられると、やはりどうしても高藤選手のほうが上をいっている印象があります。お互いまだまだ若いだけに、リオオリンピックの出場、メダル獲得となれば、長い間この階級でのトップを走り続ける可能性も出てきます。今回の大会は、もしかしたらそのきっかけとなる大会になったのかもしれません。
 この階級も、熾烈な代表争いになりそうですね。この階級には、野村忠宏という偉大な選手がいただけに、代表イコール金メダルといイメージが付いてしまっています。そのプレッシャーに負けない、精神的にも強い選手が勝ち進んできてもらいたいですね。

女子57キロ級は混戦になってきた?芳田司選手が躍進!! [スポーツ]

 非常に鮮やかな内股での一本勝利。まだ20歳の芳田司選手がグランドスラム東京2015の女子57キロ級を制しました。この階級の代表候補筆頭は世界ランク4位、ロンドンオリンピック金メダリストの松本薫選手。松本選手は2015年の世界選手権も優勝をしており、代表はかなり近くまで引き寄せていたのではないかと思います。対する、世界ランク16位の宇髙菜絵選手も2014年世界選手権金メダルと実力者。その宇髙選手の後輩が今日優勝した芳田選手。松本選手、宇髙選手との直接対決がないだけに、まだ国際大会の経験という点において、代表候補筆頭に躍り出たとはいえないかもしれません。しかし、松本選手が28歳、宇髙選手が30歳に対して芳田選手は20歳。経験不足ではなく、若さゆえの勢いを評価してもらいたいものです。
 さて、苦しい立場に立たされたのが松本選手。ここから修正していくのはかなり厳しいかも。その闘争心が空回りしてしまわなければいいのですが。オリンピック連覇を期待している人も多いと思いますので、このままで終わってもらいたくないものです。

芳田司.jpg
http://www.ejudo.info/newstopics/001952.htmlより引用

 芳田選手、試合後のインタビューの姿は非常にかわいらしい方でした。笑顔も素敵だし、その柔道スタイルも前に出ていくもので、これからがとにかく期待できる選手。リオに出場し、上位を獲得する事ができたら、一気に才能開花ってこともあるかもしれません。期待の選手ですね。

海老沼匡選手を破り、髙上智史選手が代表候補頭一つリードか。 [スポーツ]

 柔道男子66キロ級のオリンピック候補の一番手は現在世界ランク21位の海老沼匡選手。2011年から14年までの世界選手権を3連覇。ロンドンオリンピックでは銅メダルと、海老沼選手にとっては不本意な結果だったのかもしれませんが、その実力は頭一つ抜けているのかなと思います。その厳しい顔つきからも、ストイックさが伝わってきます。
 本日のグランドスラム東京の決勝戦。その海老沼選手と対戦したのが髙上智史選手。現在、世界ランク6位。そして、その戦績をみると、ほとんどの大会でベスト4以上という安定感。実績では上回る海老沼選手ですが、力の差はほとんどないのかなと。
 試合は一進一退でのポイントの取り合い。お互いが一本を狙える技を繰り返すスピーディーな展開。最後は海老沼選手に競り勝ち、高上選手の勝利。試合をみた印象では、あの海老沼選手に攻め勝ったということもあるのでしょうが、強いという印象。これは実績と年齢を見て、海老沼選手がオリンピック候補筆頭だと思っていましたが、どうやら考えをなおさなければならないようです。

 高上選手は単身モンゴルへ武者修行しに行ったらしいです。最近では、柔道は日本国内だけで練習していても、国際大会では勝てなくなってきたということでしょうか。数年前はモンゴル相撲出身の多く、まだまだメダルに届く選手は見当たらないモンゴルの柔道界でしたが、それでも光る選手は何人かいました。もしかしたら、次のオリンピックではモンゴルの選手が旋風を起こすかもしれません。ちょっと怖いライバルですね。

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